１２月５日（土）、福井県で「もんじゅを廃炉に全国集会」と「高浜原発３・４号機の再稼働を本気で止める！全国集会」が開催され大阪労連からも参加しました。「もんじゅを廃炉に全国集会」ではDVDを使って原子力発電所よりも危険といわれる高速増殖炉の構造的な問題や、1995年に起きたナトリウム火災事故について報告されました。ひとたび地震や火災が起こって爆発が起これば、北陸・関西を含めた広範囲にプルトニウムの死の灰が降り注ぎます。集会には750名が参加し、一刻も早い廃炉の決断を政府に求める集会決議を採択しました。

　引き続き行われた「高浜原発３・４号機の再稼働を本気で止める！全国集会」には全国各地から1,200名が参加しました。主催者の中嶌哲演さんに続き、原発をなくす全国連絡会議より斎藤富春さん（福島県労連議長）、福島原発告訴団原告団長の武藤類子さんが福島の現状を訴え、高浜原発訴訟弁護団より福井地裁で行われている仮処分異議審の状況について報告がありました。地元高浜町では12月3日に高浜町長が原発再稼働に同意すると議会で表明し、異議審判決を待たずに再稼働を容認するものだとして住民から大きな反発の声が上がっています。

集会のあと福島地裁までパレードを行い、地裁前で「高浜大飯原発を動かすな！裁判長頑張れ！」のシュプレヒコールを行いました。