5月30日（月）12時半からJR京橋駅で最賃アピール宣伝を行いました。7単産2地域から27名が参加し、にぎやかに署名への協力を訴えました。『最低賃金』という言葉は徐々に浸透してきていますが、金額まで覚えている人も少ないようです。対話のなかでも大阪府最低賃金858円未満で働いているという人が何名かおられました。
　　通りかかった青年たちは看護資格を取るために働きながら勉強しているとのこと。「労働時間で月給を割ったら最低賃金以下やわ～」といいながら署名してくれました。時間給に対する目は厳しくなっていても、月給制の方は最賃違反に気づかない場合もあります。基本給を所定労働時間で割った額が858円未満の場合は最低賃金法違反です。月給制の方や、正社員の方などにも、最賃違反ではないか？という声かけが必要です。
再雇用で働いているという方は、「パソコン打ち込みの仕事で1日8時間のフルタイム勤務。長いこと働いているけれど、ずっと850円だった。最低賃金以下ということを初めて知った。」と話しました。署名してくれる人の中には「県外だけどいいですか？」という方も。「どちらですか？」と聞くと、「奈良県です。奈良の最低賃金も低い。」と話してくれました。ユニ○ーサル・スタ△オ・□ャパンで働いているという青年は、「時間給860円の最賃ギリギリです。儲けているところなのに、働いている人は非正規の低賃金が多い！」といいながら署名してくれました。
生活が苦しくなっている中で、最低賃金の引き上げを求める声はどんどん大きくなっています。安倍政権は「毎年3％程度の引き上げを」といっていますが、毎年3％程度引き上げても、大阪府最賃が1,000円を超えるのは2021年と5年も先で、待っていられません。今年も7月に大阪府最低賃金審議会が開催されます。「最低賃金1,000円以上はないと、生活できない！」という声を審議会に届けていきましょう。