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2015年06月25日

建築現場は、「最大のアスベストの被害現場」 大阪アスベスト対策センター第10回総会

DSCF7764大阪アスベスト対策センター第10回総会が、6月24日に大阪民医連で開催されました。活動報告と新年度の運動方針、役員体制が確認されました。
「ヒロシマ・ナガサキから70年、クボタショックから10年の今年、泉南アスベスト最高裁勝利を勝ち取った運動の力を確信にしながら、学ぶことを出発点に運動を広げよう」と穐久センター所長が開会挨拶。「建設アスベスト訴訟の争点と勝利への展望」と題して、大阪アスベスト弁護団・建設訴訟主任弁護士の小林邦子弁護士が講演を行い、裁判ではメーカーを特定し企業責任を追及、国に対しては最高裁の判決を待つまでもなく「基金」をつくり、建設アスベスト被害者の救済対策を実行すべきであることを訴えました。
建設アスベスト大阪訴訟の遺族原告からは、「裁判で夫の死の意味を問いたい。メーカーや国が間違ったことをしたことを裁判で知らせたい。」と発言し、建築現場は、「最大のアスベストの被害現場」であり裁判と運動の両輪でたたかいを広げていこうと遠地センター副所長が締めくくりました。