10月29日の大阪府教育委員会会議において、府議会での答弁をめぐり、中原徹教育長が女性教育委員に対し、威圧的なパワハラ暴言を行ったことに、大阪労連女性部や新日本婦人の会、大阪母親大会実行委員会など8団体が31日に、辞任を求める申し入れ文書を提出しました。また、松井一郎府知事にも罷免を求める申し入れを行いました。
中原教育長の暴言は、21日、認定子ども園の3歳児クラスの定員を25人から35人に引き上げる条例案に対する答弁調整の場で、女性議員が「3歳児の母親として、より少人数が理想だと思っている。うそは言えない」と述べたところ中原氏が途中で遮り、「誰のおかげで教育委員で教育委員でいられるのか、知事でしょ」「課長や次長の首も飛ぶ。僕も自分のキャリアに傷がつく。損害賠償請求、告訴します。罷免要求出しますよ」と脅したもので、教育長の権限を利用した明らかな人権侵害・パワハラに他なりません。
同日、大阪労連と大阪労連女性部は、教育行政の長としての資質や資格に欠ける中原氏の即時辞任を求め、中原氏を庇う松井知事と橋下市長の責任を厳しく追求し、その立場から、教育長と知事に抗議し、辞任。罷免を求める声明を発表しました。
2014年11月01日