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2015年12月14日

『人間らしく働きたいってワガママですか?』第48回労災職業病学校

 DSC_002912月5日、第48回労災職業病学校が国労会館で開催され70名余りが参加しました。
これまで大阪安全センター、大阪労連、民法協、大阪職対連、大阪民医連の5団体から実行委員をだし6回の実行委員会を開き準備してきました。非正規労働者が4割にまで拡大されるという情勢の中、非正規を含むすべての労働者のいのちと健康をどのように守るかをテーマに、午前に竹信三恵子さんの記念講演と2つの特別報告、午後は「メンタルヘルス問題」「安全問題」「労働安全衛生活動」の3つの分科会がもたれました。
竹信三恵子さんは、「世界一企業が活躍しやすい国のリアル」と題して、ピケティの理論の本質・「格差は放置すれば拡大する」についてわかりやすく解説し、安倍政権のすすめる労働法制改悪で格差はいっそう拡大し、安倍首相は防衛費増強と国策企業への富の集中、民力よりも国力増強を狙っており、富裕税と法人税の強化で所得再配分機能を回復させる運動と世論の強化を訴えました。また世界の流れは、グローバル大企業を規制する動きも出ているなど広い視点にたった講演でした。
 参加者からは、「テーマの設定がよかった」、「分科会でゆっくり話ができてよかった」「これだけの人が集まり討論したのは価値がある」など今後の運動につながる前向きな感想が出されていました。