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2015年07月13日

第312回大阪府最低賃金審議会傍聴&最賃引き上げ宣伝!

CIMG24567月9日(木)、大阪府最低賃金審議会第312回総会が開かれました。2015年度第2回となる審議会で、審議の進め方や産業別最賃の改定決定時期についてなど、報告と確認がありました。これまで産業別最低賃金は中央最賃目安が出される前に決定されていたため、昨年度の大阪府の最賃引上げでは最賃額より産業別最賃額が下回ってしまう産業が出ていました。この状況を改めるため、今回の審議会総会で産業別最低賃金については調査・審議期間を伸ばし、中賃目安と大阪府最賃が確認されてから確定されることになりました。必要に応じて地方最低賃金が引上がってきたのに対し、産業別最低賃金の位置づけがどうであったのか問われています。
審議会総会では、労働局長諮問で「経済財政運営と改革の基本方針2015」と「日本再興戦略 改訂2015」を資料に、賃金上昇率が消費税率引き上げを含めた物価上昇率を下回っており、雇用者所得が抑えられていることとともに、今春闘の高水準の引き上げを活かし、経済の好循環に向け賃金上昇の流れを継続させていくことが話され、最大限の配慮を審議会調査審議に求めるとされました。
審議会傍聴の後、天満橋駅で最賃引上げの宣伝行動を行いました。生協労連、自治労連、自交総連、医労連、福祉保育労などから19名の参加があり、40分程度の宣伝行動でしたが、48筆の署名と37枚のシール投票がありました。対話の中では「1000円以上あるけど交通費がでていない。交通費を引くと700円台」という人や、「正社員ですが、給料が安くてやっていけない。最賃をあげて、月給も上げてもらいたい」という年配の方も。また、多くの学生たちが、「最賃1000円に上がってほしい」「友達がアルバイトしてるから」などと署名に応じてくれました。