大阪教育文化センター(教文センター)主催の緊急企画「戦後70年、教科書はどうなる!?」と題し、シンポジウム「よりよい教科書を子どもたちに手渡すために」が7月11日、大阪市立社会福祉センターで開催されました。
研究者・現役教員ら5名のシンポジストから、検定基準変更で南京大虐殺の人数を書かせないようになっていることや、政府見解・最高裁判例に沿う記述に変更されていることが報告されました。また、今年は中学校教科書の年にあたり、育鵬社の教科書では先の戦争を自存自衛と描くなど安倍政権の意向を強く反映した内容が紹介され、「戦争する国づくり」とそれを狙う「人づくり」の狙いも指摘されました。
育鵬社など「つくる会」系の教科書を採択しないよう取り組んでいる府内4つの地域からリレートークが行われました。