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2019年07月18日

(アピール) くらしと平和を守る「明確な意思」を7月21日に示しましょう

 大阪で働くすべての仲間のみなさんに大阪労連は訴えます。
 7月21日投票の参議院選挙で、9条改憲の戦争する国づくり・カジノや都構想推進の道から、くらしと平和を守る、国民本位の政治をめざす道への転換を実現させましょう。憲法を文字通り守り、暮らしの隅々に活かす国会に変えていく流れをつくるために、力を寄せてください。
10月からの消費税10%増税を中止し、公正な税制への転換と軍事費の削減で、減らない年金や社会保障、教育などくらし本位の政治に変えましょう。最低賃金1500円への引き上げと地域間格差の是正などで国内での経済の循環をつくりだしましょう。原発ゼロの社会を、社会の多様性を認め、ジェンダー平等の社会を、そして大阪ではカジノ・都構想ストップなどの要求を前進・実現するために、投票所に足を運び、悔いのない選択を行ってください。

 大阪での働くすべての仲間のみなさん
 マスコミ各社が報道しているように、参議院選挙最終版の情勢は、みなさんや市民と野党の奮闘で接戦にまで押し上げているところがありますが、改憲勢力が参議院の議席3分の2を獲得する可能性を残したままで推移しています。
 政権与党が選挙公約で、「憲法に自衛隊を明記する」と掲げ、選挙期間中もくり返し強調しています。仮に、改憲勢力が参議院3分の2の議席を確保すれば、一気に改憲発議に進むことになります。
 アメリカ・トランプ大統領が、日本の自衛隊にアメリカを守るための役割発揮を求め、中東・ホルムズ海峡への自衛隊派遣を迫っていることが示しているように、憲法9条の改憲は日米の「血の同盟」を完成させるためであることが、はっきりしました。
 また大阪維新の会は、この間の選挙戦で勢力を伸ばし、カジノ・都構想に突き進んでいます。さらに安倍政権を「激励」し、明確な改憲勢力として9条改憲をゴリ押ししようとしています。その裏には、見返りにカジノ・都構想に安倍政権と自公のさらなる協力を得る思惑が透けて見てとれます。

 大阪で働くすべての仲間のみなさん
2年近く取り組んできた「安倍9条改憲NO!」の3000万人署名に寄せられた市民の皆さんの声を無駄にせず、投票結果につなげるのが、7月21日です。
安倍政権を補完し、府民生活と経済を破壊する維新政治に待ったをかけるのも、7月21日です。
 日本と大阪の針路を決める参議院議員選挙で、改憲勢力に3分の2の議席を許さないために、力を寄せ合いましょう。

 大阪で働くすべての仲間のみなさん
 安倍首相に9条改憲を断念せざるを得ない結果をつきつければ、政治は確実に動き始めます。嘘とごまかしの政治にも、権力者に忖度して民主主義が壊される政治にも、法治主義ではなく憲法を無視する強権政治にも「さよなら」を告げることは可能です。
 7月21日、市民と野党の力で政治を変えましょう。政治を変えて平和と暮らしを守りましょう。
 みなさんが投票所に足を運び、明日を選択する一票を投じてください。みなさんの仲間とともに未来を切り拓くことを重ねてよびかけます。

2019年7月18日
全大阪労働組合総連合