11月25日(月)に国労大阪会館で大阪労働相談センターが「第1回労働相談学習会」を開催しました。2024年10月から社会保険適用範囲が拡大したこともあり、テーマは「パート・アルバイトの社会保険加入義務化」についてで、西矢保さん(社会保険労務士)からお話しを聞きました。
今回の短時間労働者に対する社会保険の適用拡大の内容は、①特定適用事業所:1年のうち6カ月以上、厚生年金保険の被保険者の総数が51人以上となることが見込まれる企業。②短時間労働者の概要:ア.週の労働時間が20時間以上、イ.所定内賃金が8.8万円以上、ウ.2ヶ月を超える雇用の見込みがある労働者が対象で、「学生ではない」ことが要件です。中小企業事業主の負担増に対しては、厚労省からキャリアアップ助成金(労働者の賃金を一定以上引上げた場合、一人あたり3年間で50万円)が説明されました。
最後に、事務局より職場の仲間の相談に対応できるよう、社会保険制度を理解していこうと呼びかけられました。
2024年12月05日