原発ゼロの会・大阪は3月8日、エルおおさかで「3.8なくせ原発!再稼働はんたい!おおさか集会」を開催しました。今年は「どうしても原発じゃなきゃだめですか?」をテーマに開催され、オープニングは一二三礼さんによる平和を願う力強い歌声からはじまりました。
メイン講演は「第7次エネルギー基本計画と原発政策」と題して、龍谷大学政策学部教授の大島堅一先生にお話いただきました。講演の中で大島先生は「第7次エネルギー基本計画では原子力の最大限利用が方針化され、衰退する原子力産業を救うためのもの」「原子力は強欲だ」「エネルギー基本計画は単なる巻物ではなく、実際にみなさんからお金を巻き上げる」「まかなえない資金はすべて消費者から徴収される」「中国もアメリカも世界は原発ではなく再エネが増えている」「原子力ではなく、省エネ・再エネ中心の新しいエネルギーシステムへの革新的移行が必要となっている」とお話されました。
また原発住民運動福井県連絡会や原発賠償関西訴訟原告団など、各団体からも原発をめぐる情勢や裁判の状況などが報告されました。
集会後はパレードを行い、「原発をなくそう」「自然エネルギーを推進しよう」「自然エネルギー100%の大阪をつくろう」とシュプレヒコールをしながら歩きました。
日本政府が閣議決定をした第7次エネルギー基本計画は、脱炭素を目指す全地球的な目標に背を向けるものです。引き続き「自然エネルギーの推進による原発ゼロ」「原発ゼロでの脱炭素社会の実現」を訴えていきましょう。